Killzone 2のレビュー
金属的な色合いの未来戦争、灰色の光、ブルータリズムの建築──FPSが、息をのむ一貫性のディストピアをつくる。背景の密度と大気の演出が、息詰まる没入を強める。暗く丁寧なこの視覚演出は、本機の技術の見せ場であった。
ヨリス・デ・マンの手による音楽が、勇壮なオーケストラと張りつめたエレクトロを織り交ぜ、総力戦の未来を彩る。どの突撃も、戦場の苛烈さを際立たせながら、威嚇的な強度に脈打つ。力強く映画的なこの音の広がりが、シリーズの戦いの気概を壮大に彩る。
重みと鈍さを堂々と引き受けるFPSで、どの戦いも、汚れて内臓を抉るような戦争の濃密さを放つ。武器の手応え、動きの重さ、息詰まる空気が、引き込まれる没入を生む。技術的に壮観で、多人数では切れ味鋭い。混沌の写実にすべてを賭け、銃撃戦のたびに剥き出しのスリルをもたらすシューターだ。