Kirby - Tilt 'n' Tumbleのレビュー
真上からの視点へ移ることで、主人公は全面的に描き直される。カービィは上から見た球になり、落ちる影が盤面からの高さを示す。面は傾けられる遊戯盤として設計され、色分けされた区画、輪郭のはっきりした穴、際立つ縁が並ぶ。本体を絶えず傾けていても動きが読み取れる明快さだ。
曲は画面の出来事よりも、本体を傾ける手の動きに寄り添う一定の揺れを選ぶ。長調の主題と、緊張を作らずに巡る短い楽句。星を拾ったときの澄んだ音や出口の吹奏といった褒美の音は、斜めから画面を見ている最中でも届くよう、かなり前に出して混ぜられている。