Konami Krazy Racersのレビュー
見て楽しいのは自社世界の衝突だ。吸血鬼狩り、宇宙射撃物の操縦者、冒険物の主人公が、同じ形の小型車に収まって並ぶ。走路はどれも自社の一作を引用しており、ゴシックの城、宇宙の回廊、和風の集落と続く。名を告げられる前に、どの作品の場所かが分かってしまう。
走路はそれぞれ、引用元の作品の曲を軽やかで速い調子へ編曲し直して用いる。ゴシックの行進曲は快活な疾走曲となり、宇宙の一曲は跳ねる打楽器を得る。新しい装いの下に古い旋律を聞き取ること。それこそがこの音楽の醍醐味であり、全編が音による当てものとして働いている。
カート、いたずらアイテム、そして色とりどりのコースを駆けるコナミのマスコットたち——アーケードカートの公式が、人にうつる陽気さとともにやってくる。ドリフト、近道、卑怯な妨害が、とりわけ多人数で陽気な混沌を保つ。即座で切れ味よく、くすぐりに満ちている。どこでも取り出せる、理想のレースの相棒だ。