Kurohyou 2 - Ryuu ga Gotoku Ashura-henのレビュー
続編は関心を屋内へ移す。台の並んだ遊技場、天鵞絨を張った接客の店、板の擦り減った道場、物で埋まった裏の部屋。場所ごとに床の質感と光源が違うため、扉を一枚くぐるだけで画面の素材そのものが入れ替わる。
二つの語法が混ざらぬまま同居する。戦闘は低音弦と太鼓による神経質な書法を保ち、物語の場面は極端に弱く弾かれる鍵盤と弦楽四重奏へ移る。この明快な分割が、会話の時間にこれまでのシリーズにはなかった重みを与える。
物語は犯罪小説の裁ち方に倣う。脅しで幕を下ろす短い章、姿を変えて再び現れる脇の人物、そしてどちらからも去る選択を与えられぬまま二つの組のあいだに挟まれる主人公。新宿は背景というより束縛であり、要するに出ていくことのできない一角なのだ。