Kurushi Finalのレビュー
ソニーによる立体パズル、I.Q インテリジェントキューブの続編にして決定版、クルーシー・ファイナルは、大いなる優雅さのミニマルで抽象的な美術を広げる。孤独な人物、虚空に浮かぶステージ、幾何学のキューブが、何もない空間が全ての注意を集める、簡素で催眠的な舞台を成す。この美学の徹底した簡潔さが、奇妙に厳かな空気を与える。抽象的で印象に残る映像。
服部隆之によるクルーシー・ファイナルの管弦楽と合唱の楽曲は、この抽象的なパズルに思わぬ重みを与える。荘厳な合唱、張り詰めた弦、劇的な高まりが、キューブとの競走を、ほとんど聖なるほどの密度で彩る。ミニマルなゲーム性と壮大な音楽のこの対比が緊張を昇華し、あらゆる難題を叙事詩的な試練に変える。雄大で印象に残る、本作の秘めた魂たる一枚。
クルーシー・ファイナルは、その主題からあらゆる物語の飾りをそぎ落とし、抽象的で実存的な寓意を差し出す。迫りくるキューブの群れの前に独り立つ影が、集中、計算、生存の間で、避けられぬものへの無言の闘いを体現する。従来の物語をあえて欠き、純粋で象徴的な緊張に賭けることが、稀な瞑想的深みを与える。意味が所作から生まれる、ミニマルな体験。
コンセプトを洗練させた続編は、テンポと盤面の多彩さをさらに押し上げつつ、厳しさは緩めない。迫るキューブの列を先読みし、捕獲を計画し、テンポが上がっても冷静さを保つことが体験の核心であり続ける。優美にして手強く、論理と神経を等しく試したい者を惹きつけるアクションパズルだ。