Kyuukyoku Tiger II Plusのレビュー
回転翼機を操る射撃物の系譜は、最初の画面で分かる。細かく描かれた回転翼、緑と茶の迷彩、滑走路や掩体壕や車列を上空から捉えた作戦域。一方で巨大敵は機械としての度を越し、画面をまるごと占める。背景の几帳面さと戦いの過剰さの対比が、はっきりと際立っている。
音楽は大仰さを避けた軍事的な緊張を育てる。途切れない低音、一定の打楽器、稼働中の発動機のように回り続ける合成音の音型。狙いは耳に残る旋律ではなく持続する伴奏にある。巨大敵の曲は歪んだ金管を加えて圧を高めるが、それまでの拍子を崩すことはない。