Lara Croft Tomb Raider - Anniversaryのレビュー
クリスタルダイナミクスは一九九六年の部屋を、空虚に賭けて建て直す。空間は巨大で、柱は不釣り合いに太く、光は高い開口一つからしか落ちてこない。そして誰もいない。通行人も、同行者も、生き物すらほとんど。ペルーの洞窟から沈んだ都市まで貫かれたこの孤独な建築こそが、どんな追加要素よりも原典を蘇らせる。
トロエルス・ブルン・フォルマンの音楽は、鳴らさないことでこそ際立つ。水滴、坑道を抜ける風、靴底の音だけで何十分も過ぎ、やがて広間を見つけた瞬間に弦の層が開き、獣が突進すれば乾いた打楽器が寄り添う。この加減が、沈黙をこの冒険の主たる楽器にしている。