Legend of Zelda, The - The Wind Wakerのレビュー
発売当時は大胆な賭けだった丸みのあるセルシェーディングは、驚くほど表情豊かなアニメ調のリンクをもたらした。水彩のような海、彩り豊かな島々、跳ねるように躍るアニメーションが、老いることを拒む物語を紡ぐ。長く誤解されたこの様式美は、今やビデオゲーム芸術の頂のひとつとして讃えられている。
潮しぶき、アコーディオン、そしてケルトの色合いが、航海に抗いがたい海洋冒険の香りを添える。音楽は島々と風のままに呼吸し、光に満ちた瑞々しさで探索に寄り添う。この生き生きとした、心を遠くへ運ぶ楽曲は、シリーズ屈指の愛らしさを保ち続ける。
帆を上げ、きらめく大海原を切り裂き、探索すべき島々に上陸する――航海はそれ自身の、観想的で自由なリズムを刻む。なめらかで分かりやすい剣戟が、探索に華やかな受け流しの彩りを添える。長い航海は退屈になりうるが、色あせぬセルシェーディングと優しい操作感が、本作を今も変わらず心地よいものにしている。
見知らぬ島へ帆を上げ、宝を求めて探り回り、新たな道具を携えて戻る——その流れが、つねに次の進路を指し示す探索のリズムを生む。ダンジョン、謎解き、宝の地図が、途切れなく目標と報酬を連ねていく。航海はときに間延びするが、発見の驚きが放つ吸引力は少しも損なわれていない。
島々が点在する大海に帆を上げれば、探索はダンジョン、沈んだ財宝、暴くべき秘密に彩られた、息の長い冒険へと姿を変える。本筋はゆったりと伸び、自由な航海は大海原の隅々まで探りたくなる気持ちを誘う。色あせないトゥーンレンダリングの美しさこそが、今なお遊び尽くせずに何度も潜り直してしまう理由だ。