Luigi's Mansion - Dark Moonのレビュー
五つの館、五つの物の語彙。根と湯気に飲まれた温室、歯車と真鍮ばかりの時計工房、窓が白く曇り霜に閉ざされた山荘、腐った木で支えられた坑道、肖像画と垂れ幕の並ぶ古典的な邸宅。建物ごとに色調も素材も物音も異なる。この作品は、独立した五つの模型を順に訪ねる旅として読める。
音楽は主人公の怯えにぴたりと寄り添う。神経質な弦の爪弾きは、彼が歩けば進み、止まればぴたりと止まり、扉が鳴れば走り出す。伴奏というより脈拍が聞こえてくる。もっとも愛おしいのは、その上から彼が小声で、しかも必ずしも正確ではない鼻歌を重ね、その鼻歌が流れている旋律にちゃんと乗ることだ。