Makai Senki Disgaea 4 - Fuuka & Desco-hen Hajimemashita.のレビュー
この拡張は、二人の新たな顔を前面に出す。自らの死を認めぬジャージ姿のぼやき屋フーカと、最終ボスになることを夢見る怪物めいた妹デスコだ。強情な女生徒と、ゲーム終盤の生き物との間を行くその意匠が、この編の可笑しみのすべてを担う。美術は大悪役の紋切り型で遊び、それをここでは、けなげな少女に演じさせる。
音楽は、最終ボスになるというデスコの夢を真に受け、不釣り合いなほど英雄的な仰々しさで寄り添う。威嚇するファンファーレと大げさな高まりが、ちっぽけな生き物の野望を護衛し、音の大仰さと人物の無邪気さとのずれが、可笑しみのすべてを生む。偽りの大悪役は、こうして本物の悪役の音楽を授かる。
かつて恐れられた吸血鬼でありながら、いまや馬鹿げた約束に縛られたヴァルバトーゼが、腐敗した魔界政府に立ち向かう。奔放な笑いの裏で、物語は忠義、信念、そして矜持を、思いがけぬ誠実さで讃える。歯切れのよいこの風刺が、サーガの語りの才気を鮮やかに受け継ぐ。
魔物の軍勢を極限まで最適化し、議会を組み替えてボーナスや呪文を解禁し、再びアイテム界を厳選する。それ自体を貪るような戦術の循環がここにある。仕組みの組み合わせが新たな強さの高みを次々に開く。厳選嫌いには反復が待つが、システムの発想力が、戦略家を非常に長く引き留める。
もとの本編からして内容が溢れ返り、フウカ&デスコ編がさらなるシナリオとキャラでそれを彩る。アイテム界、新クラス、上限なきやり込みが、汲めども尽きぬエンドゲームを生む。ディスガイアの象徴たる奔放な懐の深さが、戦略RPGファンの間で根強い人気を物語る。