Mario & Luigi - Superstar Saga + Bowser's Minionsのレビュー
旅する王国は、たったひとつの植物の意匠の上に築かれている。すべては莢と茎から導かれる。丸く膨らんだ建物と螺旋の屋根、巻きつくように架かる橋、卵形の頭と細い手足の住人たち、黄みがかった緑と淡い茶の色調。端から端まで貫かれたこの形の統一が、隣り合うきのこの王国とこの土地を一目で分かつ。
物語は奪われた声をめぐって回り、音楽はそこからすべての帰結を引き出す。姫が語るべき場面には意図された器楽の沈黙が置かれ、主題は楽句の途中でぷつりと切れ、代わりに口を開く簒奪者は、わずかに調子の外れた偽の風琴の動機を連れてくる。不在を耳に聞かせるこの手つきは、どんな説明よりもよく効く。
二人の兄弟を一体に操り、完璧なタイミングで連携攻撃を繰り出し、ユーモアにあふれた王国を巡る。ギャグも謎も、そのたびに続きをせがむアクションRPGだ。タイミング次第のコンボと二人技が腕前に応えてくれる。以降このスタイルは数多くの続編を生んだが、この第一作は今なお新鮮さと切れ味をそのまま保っている。
ピーチの奪われた声を取り戻すためマメーリア王国へ旅する物語が、機知に富んだアドベンチャーRPGを、ここに完全リマスターで始動させる。たっぷりとした本筋に、兄弟コンビの技の習得や、おまけのクッパ軍団モードが加わり、楽しみを引き延ばす。色あせないユーモアと相まったこの内容の太っ腹さが、ファンが好む長さを生んでいる。