Mario Paintのレビュー
画面は遊びの場というより工房のそれだ。色の見本、並んだ道具、中央の白い紙。どれも丸く、マウスで扱いやすい形の図案で描かれている。任天堂は褒美のような小さな動きを至るところに仕込んだ。道具の図案にも、題名画面にもだ。おかげで単なる道具箱が、触っていたくなる対象へ変わる。
プレイヤーを作曲家に変えるこのソフトは、遊び心ある編集機能と、いまやカルトとなった主旋律で、音楽づくりを遊びにする。風変わりな効果音で自分だけの旋律をいじる喜びは、他に類を見ない。この創造的で陽気なアプローチが、何世代もの素人音楽家を触発してきた。
ゲームというより、マウスで遊ぶ創作工房——描き、動かし、自分だけの音楽を作り、風変わりな道具で遊べば、限りない創造性が解き放たれる。名高いハエ叩きのミニゲームが、抱腹絶倒のアーケードを一さじ加える。面白さは、この遊び心ある自由と、いじる喜びから生まれる。独創的でとっつきやすく、驚くほど奥深い、時を超えた創作のひとときだ。