MediEvil 2のレビュー
続編は田舎の墓地を離れ、霧とガス灯のヴィクトリア朝ロンドンへ舞台を移す。煙る波止場、エジプト展示の博物館、細い路地、邸宅、そして屋根の上を行く飛行船。月光を失った分だけ建築の陰影が増し、相変わらず骨のきしむサー・ダンが英国風の落ち着きで歩き回る。
アンドリュー・バーナバスとポール・アーノルドは、管弦楽をヴィクトリア朝の装いに着替えさせた。街頭楽隊の金管、教会オルガン、ミュージックホールの弦、博物館の廊下に響く幽玄なチェンバロ。旋律の歌いやすさは前作のまま、1886年のロンドンに似合う都会の跳ねが加わっている。
ガロウメアの戦いから一世紀半、魔術師気取りのペイルソーン卿がザロックの魔導書の一頁を手に入れ、1886年のロンドンで死者を呼び起こす。博物館の展示ケースから引き出されたサー・ダンは、おしゃべりな幽霊ウィンストンとキフト教授を供に、英国流の落ち着きを崩さぬ冒険喜劇へ戻ってくる。