MediEvil IIのレビュー
北米版はローマ数字の題名をまとい、細工の緻密さは変わらない。グリニッジの天文台、滴る下水道、埃をかぶった舞踏場、見世物小屋、そしてキーヤ姫が眠る博物館の石棺。モデルの描き込みは前作を上回り、緑がかった霧の色がこの続編の視覚的な署名になっている。
ボブ&バーンことアンドリュー・バーナバスとポール・アーノルドは、とりわけボス曲に力を注ぐ。見世物小屋のサーカス行進曲、円天井に響くオルガンと合唱、追跡場面で慌ただしく走る弦。合間にはミュージックホール調の旋律とロンドンの吹奏楽が並び、幽霊を真面目に扱う気などないと言わんばかりだ。
サー・ダンは望まぬまま再び英雄になる。ペイルソーン卿の魔法で展示ケースから引き出され、ゾンビがあふれる1886年のロンドンを、案内役の幽霊と蘇ったエジプトの王女を伴って進む。決して自分の口で釈明できない無言の騎士と、よくしゃべる面々との落差が、この物語の笑いを支えている。