Metal Gear Solid - The Twin Snakesのレビュー
このリメイクは、シャドー・モセス潜入をゲームキューブの光沢でまとう。雪、鋼、雪深い軍事基地の冷たいネオン。北村龍平が手がけたムービーは、時に痛快なほど過剰なバレットタイム的様式美へと演出を押し上げる。小島作品の古典を、大胆に描き直した視覚の再解釈だ。
このリメイク用に再構築された楽曲は、日比野則彦とコナミのチームが牽引し、潜入の緊張を細やかに操る。這う間はくぐもった音の層、警報が鳴った瞬間に叩きつける弦へと激変する。コーデックの主題やボステーマが冒険を刻む。追う者と追われる者の呼吸に寄り添う伴奏だ。
核をめぐる潜入、軍の陰謀、そして驚くほど濃密な無線通信の台詞が、このスパイ・オデッセイをビデオゲームの語りの頂へと押し上げる。遺伝という宿命、記憶、そして自由意志のあいだで、小島秀夫は大人びた、饒舌で、冴え渡る物語を綴る。きわめて映画的な演出に支えられ、今なお深く印象に残る。