Metal Gear Solid V - The Phantom Painのレビュー
アフガンの砂漠からアフリカのサバンナまで、自然光に満ちた乾いたオープンワールド──潜入は、かつてない広がりと美しさをまとう。丁寧な画づくりと昼夜のサイクルが、息をのむリアリズムをつくる。広大で制御の利いたこの視覚演出が、サーガの技術的頂点を刻む。
映画的なオーケストラと1980年代のライセンスヒット曲を織り交ぜ、音楽が、壮麗でありながら郷愁を誘うスパイの空気を紡ぐ。胸を引き裂く「Sins of the Father」と当時のラジオが、物語の悲劇を際立たせる。雄大で心打つこの音の豊かさが、サーガの最終章を壮大に彩る。
数年の昏睡から目覚めた打ちひしがれた兵士が、幻肢痛に苛まれながら、己の部隊を壊滅させた者たちを追う。物語は、復讐、武器としての言語、そして自己の喪失を、凍りつくような曖昧さで取り上げる。主人公の存在そのものを問う終盤の逆転が、シリーズ最も大胆な思索を受け継ぐ。
各ミッションを潜入のサンドボックスとして捉え、時間帯も、攻め込む角度も、用いるガジェットも自由に選べる――その戦術的自由度は、かつてない柔軟さを誇る。反応するAIと昼夜のシステムが、即興の判断に報いてくれる。オープンワールド・ステルスの頂点として、いまなお感嘆を誘うほど滑らかな操作感を保っている。
広大な遊び場で、どの潜入任務も無限の方法で解ける——綿密な計画から完全な即興まで。豊富な道具、拠点の運営、攻め方の自由が、めまいのする奥深さを生む。切れ味鋭く没入感があり、見事に設計された、瞬間ごとに創意に報いる、オープンワールド潜入の傑作だ。
各任務に無数の道筋で挑み、新兵を確保して基地を育て、攻め方を詰める行為が、稀有な豊かさの自由な潜入の循環を始動させる。武器とガジェットの強化と無傷を狙う行為が再挑戦の欲を絶えず煽る。散漫な語りは落胆させるが、ゲームプレイの完成度が、各任務を手放しがたくする。
アフガニスタンとアフリカに広がる広大なオープンワールドは、本筋をはるかに上回るサイドミッション、回収すべき標的、任意の目標で満ちている。マザーベースの開発と運営はそれ自体が一つの執着となる。この潜入の自由と戦略的なやり込みが、満場一致で称えられる長寿を築く。