Monster Hunter 3 Ultimateのレビュー
猫の相棒たちにも、狩人と変わらぬ手間がかけられている。彼らのために裁たれた装備はどれも、倒した生き物の鱗や毛皮や甲羅をそのまま使いながら、猫の寸法に落とし込まれ、兜は大きすぎ、得物は釣り合いを欠く。まったく任意のこの縮尺の仕事が、この制作陣が自らの工芸の伝承をいかに真面目に扱っているかを物語る。
音楽は場所と同じくらい時刻によって変わる。同じ区域でも朝には澄んだ編成が、夜になればより持続的で低い編成が当てられ、周期が短いので一度の遠征で何度もこの切り替わりを耳にする。生き物たちの習性も同じ時間割に従うため、音の変化はやがて雰囲気であると同時に実用的な合図になる。
巨大な怪物を追い、その予備動作を見極め、討伐した素材からより強い装備を打つ。勝利のたびにいっそう手強い標的が現れる、狩りと生産の輪が回り始める。武器を煮詰め、完璧な装備一式を目指すうちに、また狩り場へと足が向く。素材集めや序盤の硬さはとっつきにくいが、腕が磨かれていく手応えと狩りのスリルが絶え間なく引き込んでいく。
巨大な生き物を狩り、その亡骸から武具を打ち出すことが、はっきりした終わりを持たない狩りのループを生む。装備を強化し、ハンターの位を上げ、仲間と狩りに出る時間は数百時間に及ぶ。次なるモンスターへと誘い続けるこの引力、モンスターハンターの証こそが、狩人が飽くことなく育てる寿命の礎となる。