Monster Hunter 4 Ultimateのレビュー
画面の意匠は、調査に出た博物学者の手帖として描かれている。弱い部位を示す解剖図、状態や耐性を表す彫版風の記号、余白に書き込みのある手描きの区域図。すべてが野外で積み重ねられた記録として提示される。この資料めいた構えが、ほかでは数字にすぎない情報に、思いがけない重みを与える。
上位の階級では、すでに知っている主題が書き直される。何十時間も前に聴いた曲が、金管の編成を広げ、打楽器を重ね、拍をわずかに遅くして戻ってくる。この重さだけで、見慣れた相手のより危険な版に挑むことが告げられる。獣より先に編曲を聞き分けること、それが狩人の反射になる。
獲物を追い、その攻撃を読み、打ち込む好機を選ぶ――その戦いは、数あるアクションRPGでも稀なほどの濃密さを持つ。新たに加わった高低差とジャンプが狩りを活気づけ、新しい攻め方を開く。最初こそ手強さに尻込みするが、各武器を少しずつ極めていく深い満足感は、何百時間もの没頭を正当化する。
新たな怪物と容赦ない高難度を加えることで、追跡・剥ぎ取り・生産の輪はその頂点へと押し上げられ、装備一式が揃うたびにさらに無慈悲な標的が現れる。マルチプレイが、また狩りへ出たい気持ちを何倍にもふくらませる。素材集めは相変わらず手強いが、システムの奥深さと協力狩猟のスリルが数百時間にわたって引き込んでいく。
恐るべきG級を備えた本作の拡張版は、もとより汲み尽くせない狩りの限界をさらに押し広げる。新たなモンスターに挑み、究極の装備を打ち、高位の協力プレイに臨む時間が、数えきれないほど積み上がる。手練れの狩人に向けたこの内容の上積みが、屈指に太っ腹で息の長い版にしている。