Monster Hunter Portable 3rd - HD Ver.のレビュー
このHD版は、携帯機の作を大画面へ移し、尺度の変化そのものが主題となる。小さな表示のために作られたモデルが、テレビに高精細で映され、その凝縮性を質感の鮮明さに変える。獣の肌、鎧の粒、温泉の泡が、携帯機には出せなかった存在感を帯びる。携帯機が、居間の絵となる。
ゲームの真の音は、獲物の咆哮だ。大きな獣はどれも固有の叫びを持つ。狩人をその場に凍らせる吠え、突進を告げる唸り、逃走を知らせる威嚇。耳は、見る前に獣を読むことを覚える。周りでは、狩りの音、泥を踏む蹄、はためく翼、炎の息づかいが譜面の代わりを務める。戦いは、目と同じだけ耳で行われる。
巨大な魔物を追い、素材を剥ぎ取り、より手強い武器を鍛える行為が、常に次の標的を呼ぶ狩りの循環を生む。装備を強化し、新たな武器を使いこなすことが各回に報いる。厳選は歯ごたえがあり反復的だが、恐れられた獲物を倒す満足が、各狩りを抗いがたいものにする。
七十を超える魔物を狩り尽くすのは始まりに過ぎない。完全な武具を鍛えるには、狩り、採取し、飽くことなく繰り返す必要がある。四人協力が装備集めの魅力を何倍にも膨らませる。この厳しくも共同的な成長サイクルが、HD移植版の伝説的な時間泥棒ぶりを物語る。