MotorStorm - Pacific Riftのレビュー
豪奢な風景のなかのオフロードレース、跳ね上がる泥、まばゆい自然光──本作は、荒々しい美しさの車両のカオスを広げてみせる。地形の変形と演出のエネルギーが、息をのむ生命力をつくる。躍動的で丁寧なこの視覚演出は、本機の見せ場であった。
冒険は砂漠を離れ、四つの区域に分かたれた熱帯の島へ移り、音楽はその元素の地理に寄り添う。各区域は固有の音色を帯び、肥えた土は重い打楽器を、空は軽やかな質感を、火は鋭い合成の金管を、水は流れる音の層を呼ぶ。絶えず流れる電子の勢いの下で、選曲は祭りの周遊を区域ごとに彩り、耳が覚えていく地図のようになる。
続編は、舞台をより多彩な環境の南国の島へ移し、火・水・地・風が新たなレース戦略を生む。オーバーヒートの管理が、攻防に絶え間ない緊張を加える。切れ味鋭く壮観で、見事な作り込み。公式を鮮やかに豊かにし、いっそう濃密で混沌としたレースを差し出すオフロードレースだ。