Muramasa - The Demon Bladeのレビュー
浮世絵の伝統にならって手で描かれた封建の日本は、棚田を照らす月光から紅の森まで、息を呑むほど絵画的に豊かな情景を広げる。絢爛となめらかなスプライトが、刀の一閃のひとつひとつを引き立てる。ヴァニラウェアが手がけたこの2Dの美しさは、いまも絶え間なく目を奪う。
ベイシスケイプの手による音楽は、笛、箏、打楽器といった日本の伝統的な音色を、心奪う美しさの楽曲へと織り上げる。封建時代の日本の各地が、静けさと戦いの怒りのあいだで、喚起力ある主題に脈打つ。洗練されたこの音の豊かさが、作品の視覚的な絢爛と見事に寄り添う。
元禄の日本で二つの物語が編み合わされる。記憶を失った逃亡者はかつての自分を探し、姫君はその口を借りて語る剣士の霊に憑かれ、二人の道は触れ合いながら決して一つにならない。ヴァニラウェアは芝居と怪談から汲み上げる。鍛えられた刀はどれも血を求め、やがて持ち主を喰らう。