NBA 2K10のレビュー
美術は、シリーズの十年を祝う。この記念の作品は、演出を記念の調子でまとう。仮想のバスケの十年をたたえる丁寧な献立、過ぎた版への目配せ、その年を、ただの更新ではなく里程標にする祝祭の装い。表紙のコービー・ブライアントが、その節目の威信を根づかせる。
音は、疲れ果てる体の肉体的な労苦を聞かせる。試合が進むにつれ、選手の息は重くなり、疾走のあとに嗄れた息と喘ぎが立ち、疲れが勝つと足は引きずられる。間近で捉えられたこれらの生々しい音が、限界へ追い込まれた選手の消耗を、耳に訳す。音楽は、耐久を聞こえる指標にする。
目を見張る繊細さのバスケットボールのシミュレーション——洗練されたテレビ中継風の演出と、稀有な精度のボールハンドリングに支えられている。ドリブルし、守りを破り、ダンクで締める満足は、初心者から愛好家まで即座だ。モードも豊富で大勢でも見事。腕前に報いる、安定した品質の家庭用スポーツだ。
一つ一つのポゼッションを采配し、ディフェンスを読み、ブザービーターのダンクで決める——試合がスリリングなスペクタクルと化し、止まらず試合を重ねてしまう。キャリアモード、チーム経営、シーズンの進行が絶えず目標を生む。毎年のリリースは似通っているが、この奥深く滑らかなシミュレーションには愛好家を掴む持続的な手応えがある。
自分の選手を磨き、試合ごとにリーグの頂点へと導くことが、太っ腹なバスケットボールシミュレーションの核心に、引き込まれるキャリアを切り開く。フランチャイズモード、ロスター管理、丸ごとのシーズンが、長く体験を延ばす。シリーズならではのこの内容の濃密さが、ファンが育てる寿命を生む。