Ninja Gaidenのレビュー
挿話場面は独自の視覚言語を押し通す。漫画的な画面の切り取り、顔への寄り、逆光で輪郭だけになる人影、場面と場面をつなぐ暗転。本体ではほとんど前例のないこの仕掛けが、わずか数秒の場面を、小さな映画の一続きへと変えてしまう。
映画的で張りつめたテクモの音楽は、英雄的な主題と暗い旋律のあいだで、リュウ・ハヤブサの冒険を絶え間ない緊張に沈める。どのステージも、忍者の跳躍に貼りつく劇的な切迫感に脈打つ。この記憶に残る音の空気が、シリーズをファミコンのアクションの規範にした。