Onimusha 3のレビュー
中世の日本と現代のパリを交錯させ、本作は新たな広がりをもつ背景と華やかなムービーを広げてみせる。環境の豊かさと切れ味ある演出が、鬼との戦いを引き立てる。暗く丁寧なこの視覚の大らかさが、シリーズの頂点を刻む。
雄大で勇壮な管弦楽の楽曲が、劇的な弦と和の打楽器を織り交ぜ、魔に憑かれた日本での刀の戦いに寄り添う。どの戦いも、映画的な強度の叙事的な絵巻のように高鳴る。丁寧で没入感あるこの音の荘厳さが、決闘の怒りを昇華させる。
刀で悪魔の群れを斬り、ミリ単位で受け流し、破壊的なカウンターを放つ——刀のアクションが、ここで痺れるほどの滑らかさに達する。切れ味鋭いテンポ、壮観なボス、叙事詩的な演出が、どの戦いも支える。美しく、激しく、見事な作り込み。華と即座のスリルを結ぶ、和製アクションアドベンチャーの頂点だ。