Otoboke Ninja Colosseumのレビュー
本作は最初から最後まで戯画に徹する。頭の異様に大きな忍者、大げさな動き、双六の盤面のように扱われる日本の城の背景。鮮やかな色と太い輪郭は、複数人で遊ぶときの見やすさに直結する。居間の団欒のためだけに設計された作品にとって、それは第一の条件だ。
音楽が借りてくるのは大衆演劇の囃子だ。祭りの打楽器、高く抜ける笛、撥弦楽器。そして盤上の出来事ごとに差し込まれる、きわめて短い音形。原理は絶え間ない合いの手であり、面に寄り添うのではなく、各人の手番に反応する。この形式には、それがぴたりと合っている。