Persona 4 Arenaのレビュー
全体を貫く陽だまりのような黄色、洒脱なインターフェース、副島成記による温かなキャラクターデザイン──本作は、楽天的なグラフィックのエネルギーを放つ。色彩の一貫性とポップな気品が、ほんの一場面さえポスターへと変える。輝かしく象徴的なこのアートディレクションが、シリーズの様式を見事に受け継ぐ。
目黒将司の筆により、音楽が、ペルソナ4の個性に忠実な、弾けるポップファンクと洒落たボーカルロックを結び合わせる。闘士の一人ひとりが過剰なまでの讃歌を取り戻し、攻防の熱量を煽る。クールで心躍るこの音の大盤振る舞いが、シリーズのグルーヴを対戦格闘へ見事に移し替える。
本格的な物語モードを備えた稀な格闘ゲームであるこの外伝は、ペルソナ4を切れ目なく引き継ぐ。自称特別捜査隊は、マヨナカテレビに放映され、仲間同士を戦わせる奇妙な大会、P-1グランプリに閉じ込められる。ペルソナ3の面々も加わり、物語は競技の装いの下に、謎と再会の筋を織る。