Phoenix Wright: Ace Attorney Trilogyのレビュー
推理もさることながら、心に刻まれるのはライトモチーフだ。尋問で加速する追求のテーマ、被告ごとの動機、そして何より耳を離れぬ音楽的「異議あり!」。原典のMIDIアレンジは、いたずらっぽさと劇的さを交互に見せ、芝居がかった間合いで緊張を調合する。この粘り強い旋律は、証人を追い詰めて崩していく快感と切り離せない。
四つの事件、暴くべき矛盾、そして判決を封じるあの名高い叫び。法廷という劇場の裏で、筆致は胸を打つ被告と入り組んだ陰謀を立ち上らせ、不条理と痛切を、無類のどんでん返しの才で織り上げる。