Pokemon - Emerald Versionのレビュー
絵の面での最大の新機軸は、対立する二つの組織が一つの物語に同居することだ。赤と青が同じ画面で交わり、正反対の制服が同じ場面に、時には隣り合って現れる。先行する版では起こりえなかったこの色の衝突が、印象的な場面の演出そのものを組み立てている。
新たな挑戦でホウエンをふくらませたこの版は、海の主題と尖った戦いを、バトルフロンティアの戦慄に至るまで、さらに推し進める。より明確になった旋律は、瑞々しさを少しも失うことなく強度を増す。この音の大盤振る舞いが、究極の挑戦を求めるトレーナーを満たす。
ホウエン地方の冒険を充実させたバージョンで、バトルフロンティアと、探求を大きく延ばす挑戦が加わっている。捕まえ、育て、チームを最適化する――ポケモン図鑑の完成まで報酬と目標が連続する。大きな戦いの前にはレベル上げがのしかかることもあるが、この収集と対戦の奥深さは、際立って長く続く吸引力を保っている。
リーグ攻略は一つの通過点にすぎない。バトルフロンティアの七施設は、どのパーティにも細部まで練り上げた構築を求める。レックウザ、グラードン、カイオーガの捕獲、ホウエン図鑑の完成、二組織への同時対応が、物語をはるかに超えて冒険を延ばす。三世代で最も完成されたとされる本版は、今もトレーナーに根強い評価を保つ。