Pokemon - Versione Rosso Fuocoのレビュー
赤が見せ方の全体を統べる。題字も、窓の縁も、起動画面の演出も同じ色調に染まる。この版を体現する炎の鳥は、翼を広げた左右対称の構図で題名画面に据えられ、他の抑制的な部分と対をなしながら、双子の版を店頭で見分けるための即座の目印としても働く。
カントー地方の主題を慈しむように再編曲したこれらのリメイクは、シリーズの礎たる旋律を、新たな温もりとともに蘇らせる。1番道路から神話的なジムまで、どの調べも、GBAで磨かれた色褪せぬ思い出を呼び覚ます。丁寧で心打つこの音の郷愁が、古参にも新参のトレーナーにも喜びをもたらす。
近代的な装いでカントー地方の大冒険を再び旅すると、シリーズの礎を築いた循環がそのままによみがえる。捕まえ、育て、進化させる。どの道にも種が現れ、どのジムも挑戦を突きつけ、ポケモン図鑑の完成が頭から離れない目標となる。戦闘の繰り返しは感じるが、この収集の探求には、時が損なわなかった吸引力がある。
イタリア語で再びカントーを巡れば、リーグの奥にボーナス地域が現れる。セブンアイランドが新たな任務とジョウト産ポケモンを差し出す。百五十一匹の収集は交換を経由し、リーフグリーンとの限定差が版の併用を促す。ルビー・サファイアと連動するこの忠実かつ濃密な作は、理想の入口であり、長く遊びやすい名作の地位を保つ。