Prince of Persia - The Two Thronesのレビュー
『二つの魂』は、王子を、砂に蝕まれ包囲されたバビロンへと連れ戻す。金色の廃墟と脅かす影が、悲劇的な黄昏の美学をなす。腐食した色調と鎖の鞭をもつ「ダーク・プリンス」への分裂が、鮮烈な視覚の対比を加える。アートはシリーズの東洋的な美をより暗く陰らせつつ取り戻す。劇的な視覚の器だ。
『ウォリアー・ウィズイン』のメタル的な寄り道を経て、スチュアート・チャットウッドは、より暗い緊張を保ちつつ、シリーズが大切にしてきた東洋とロックの混淆へと立ち返る。中東の打楽器、魅惑の弦、電撃的な奔流が、バビロン奪還と王子の内なる闘いに寄り添う。制御の効いた原点回帰たる、均整のとれた没入的なスコアだ。
砂に荒らされたバビロンへと戻った王子は、宰相と対峙しつつ、残虐へと駆り立てる腐食した内なる声「ダーク・プリンス」と闘わねばならない。カイリーナに支えられ、彼は贖いと自制へと歩む。より成熟し内省的な物語は、時の砂三部作を情感豊かに締めくくる。完成され、胸を打つ筆致だ。