Professeur Layton et l'Heritage des Aslantesのレビュー
飛行船が拠点となり、技術図の断面のように見せられる。通路、海図の間、操縦席、貨物室を歩き回ることができ、鋲、丸窓、剥き出しの配管まで当時の模型のように描かれる。進み具合はそのあと、行き先が押しピンで留められた世界地図に示され、旅は航海日誌という具体的な形をとる。
行き先ごとに、その土地の民俗から採られたとされる楽器が持ち込まれる。北の荒野には風袋の笛、草原にははじく弦の一群、砂には皮の太鼓、湿った森には竹の笛。ただし主旋律そのものは変わらない。この仕掛けが音楽を旅の手帖に変え、寄港のたびに音色をひとつ、思い出として残していく。
ここでは謎解きが中断ではなくなる。どの問いにも、それを出すだけの理由を持つ相手がいる。試す門番、遊んでいる子ども、まだ口を開きたくない老人。答えるたびに会話が少しずつ開いていく。首尾一貫して貫かれたこの手つきが、遊びの仕組みと物語の運びをようやく和解させる。当たり前のことではない。