R4 - Ridge Racer Type 4のレビュー
ナムコによるシリーズの視覚的頂点、R4 リッジレーサータイプ4は、夜とネオンの徴のもとに全てを置いた、稀な優雅さの美術を広げる。たそがれの都市サーキット、夕焼けのオレンジのグラデーション、艶やかな車体、1960〜70年代に着想を得た意匠が、洒落て色褪せぬ映像を成す。色彩の統一と光の柔らかさが、本作の品格のすべて。同ジャンルのグラフィックの傑作。
高橋耕太の楽曲は、R4の伝説と切り離せない。ジャズ・フュージョン、アシッドジャズ、しっとりしたハウス、洗練されたエレクトロニカを融合し、夜のレースを、洒落て物悲しいクラブの空気で包む。レースゲームにありがちな攻撃性から離れ、このクールで洗練された音楽が、ドリフトに前例のない優雅さを与える。同ジャンル屈指の、カルト的で色褪せぬ一枚。