Ratchet & Clank - Ginga Saikyou Tri-Star Packのレビュー
遊べるピクサーにも値する色彩豊かなSFの世界、奇天烈な武器、光に満ちた多彩な惑星──すべてがグラフィックの創意であふれている。丸みのあるデザインと技術的ななめらかさが、陽気で温かな世界をつくる。丁寧で奔放なこの視覚の大らかさが、インソムニアックの手腕を余すところなく示す。
フューチャー編を集めたこの日本版の箱は、それらを結ぶ旋律の糸を聴かせる。作から作へ英雄の主題が戻り、局面に応じて変奏され、緩められ、あるいは高らかに鳴って、移ろう舞台の上に連続性を織る。続けて聴けば、三つの章は、各作が取り上げては変えていく反復の署名を明かす。
この箱に集められたフューチャー編の三作は、帰属をめぐる弧をなす。ラチェットは同胞と、ロンバックスの血統の意味を探し、クランクは自らの真の役割を少しずつ見いだす。連ねれば、章は自己をめぐる二つの並行する探求を語り、そこでは二人組の友情が取り戻された家族の代わりとなる。
シリーズの複数の冒険を一枚のディスクに収めたこの作品集は、キレのあるアクションプラットフォーム、馬鹿げた武器の数々、そして心温まるユーモアを次々と繰り出す。跳び、狙い、走りながら武器を持ち替える操作は、いまも即座に手になじむ。元来が大盤振る舞いの本作は、その遊び心がまるで色褪せていない作りへの理想的な入り口となる。
コンビの象徴的な冒険が高解像度で一堂に——ユーモアに満ちた色鮮やかな世界で、プラットフォーム、アクション、奇抜な武器が連なる。撃ち、跳び、探索する楽しさは、どの作品でも損なわれず、丁寧なリマスターがそれを昇華する。豊かで多彩、気前がよい。スタジオ屈指の愛おしいシリーズを(再)発見する理想の詰め合わせだ。
ますます突飛な武器庫で敵を撃ち倒し、ボルトを拾い、武器を強化する行為が、次の面を呼ぶ痛快な強大化を生む。アクション、射撃、収集が間を置かず連なる。冒険は道筋が定まっているが、笑い、ガジェットの多彩さ、すべてを解禁する満足が、最初から最後まで引き留める。
HD三部作を一本にまとめれば、一作のつもりが丸ごと三本の冒険になる。各編に惑星や強化武器、散りばめた収集要素が積み重なり、気づけば次々と世界を渡り歩いている。三作を通じた途切れない成長感こそが、今も外せない名コンピレーションとされる理由だ。