Resident Evil - Outbreakのレビュー
画作りは、鍛え抜かれた英雄を離れ、罠にかかったただの市民へ向かう。ラクーンシティの八人のありふれた住人、給仕、医者、配管工が、死の場と化した公共の場所で生き延びようとする。煙たい酒場、あふれかえる病院、呑み込まれた街路と地下鉄。ここでの恐怖は、ひっくり返った日常から生まれる。
音楽は、登場人物の体内の秒読みに寄り添う。それぞれが絶え間なく上がるウイルスの目盛りを抱え、音の設計がこの感染を訳す。増幅された心の鼓動、重くなる息、変貌が近づくにつれて濁っていく持続音。音は、周りの脅威を告げるだけでなく、内から迫る死を聞かせる。