Resident Evil - Revelationsのレビュー
怪物たちは海から来る。白く半透明の肉、水を含んで膨れた手足、進みながら形を崩し湿った跡を残す柔らかな影。都市編の乾いたゾンビとはかけ離れたこの水棲の図鑑が、浸水した通路と、水が隔壁へ跳ね返す緑の光に釣り合っている。
主たる楽器は船そのものだ。うねりに軋む鋼板、鳴るケーブル、通路で揺れる水、足元のどこかでまだ回っている機械。これらの構造音が音層の役を担い、本来の音楽は戦闘でしか出てこない。耳は、船が独りでに立てる音と、船内で動く何かの音とを聴き分けるようになる。
筋書きは海上の捜査だ。対テロ組織が漂流する客船で消息を絶った仲間を探し、真相は誰が命じたのかも判然としない海上都市への生物テロを巡って回る。物語は班と場所を入れ替える短い挿話に分けられ、明かされかけた事実は次章まで宙吊りにされる。