S.C.A.T. - Special Cybernetic Attack Teamのレビュー
主人公は無重力に漂い、二つの周回する補助機を従える。その位置が常に読み取れることが、画面の組み立ての中心にある。廃墟の街、有機的な船、肉の洞窟といった背景は金属と生体を混ぜ合わせ、多数の可動部で組まれたボスが画面の大きな面積を占める。
書法は音源を厚い層で使い切る。よく動く低音、途切れない対旋律。主題は同じ形で回り続けるのではなく、面の進行に合わせて強度を増してゆく。音色は金属的な図像に見合って冷たいままで、対決へ移る場面は数小節前から音楽の側で準備される。