Sakura Taisen 3 - Paris wa Moeteiru kaのレビュー
セガとレッドカンパニーによるサクラ大戦3は、藤島康介のキャラクターデザインが冴える、絢爛たるベル・エポックのパリへ一座をいざなう。都市の水彩、洗練された衣装、アニメーションの演出が、劇場と絵葉書の間を行く煌びやかな美術を成す。新エンジンが背景の美しさをさらに際立たせる。
田中公平が作曲したサクラ大戦3の楽曲は、華麗な管弦楽とパリのミュージックホールの色を融合する。勇壮な行進曲、優雅なワルツ、心躍る歌が、メカ戦と一座の日常を彩る。シリーズが大切にする歌劇の精神を、豊かに堂々と運ぶ演劇的な音楽。
広井王子の指揮のもと書かれたサクラ大戦3は、大神一郎をパリへ送り、新たな戦う乙女の一座を率いて秘めた脅威に立ち向かわせる。恋愛アドベンチャー、時間制限つき選択の対話システム、演劇的な戦闘を融合し、仲間との絆、恋、陰謀を、抗いがたい温かさと連載活劇の妙で織り上げる。シリーズ屈指の物語。