Sakura Taisenのレビュー
芝居がかって華やかな田中公平の音楽は、心躍る行進曲、ロマンティックなバラード、レビューさながらの歌唱曲を織り交ぜる。讃歌「檄!帝国華撃団」が、歓喜に満ちた大仰さで、ひとつひとつの戦いを奮い立たせる。オペレッタとビデオゲームの交差点に立つこの抒情の広がりが、シリーズの独特な魅力のすべてを成す。
蒸気で動くレトロフューチャーな帝都東京で、ひとつの歌劇団が、若き乙女たちからなる霊子甲冑の精鋭部隊を隠している。恋、戦友の絆、そして魔の脅威のあいだで、物語は親密なドラマと大スペクタクルを、類いまれな瑞々しさで綯い交ぜにする。RPG、恋愛シミュレーション、戦術の融合の先駆けとして、その魅力は今も色褪せない。