Senjou no Valkyria 3 - Unrecorded Chroniclesのレビュー
動く水彩画──CANVASエンジンが、戦争を鉛筆の輪郭とパステルの色合いでまとわせ、どの場面も生きた挿絵へと変える。描線のやわらかさが、戦いの厳しさと見事な対比をなす。唯一無二で洗練されたこのアートディレクションは、並ぶもののない視覚の傑作と称される。
なお崎元仁の手による音楽が、より暗い戦争の物語に仕えるべく、雄大なオーケストラと心打つ主題を結び合わせる。どの戦いも英雄的な絵巻へと高まり、呪われた部隊の犠牲の重みを際立たせる。成熟して霊感に満ちたこの交響的な豊かさが、冒険を最初から最後まで昇華させる。
爪弾き者たちの部隊へと追いやられた、傷を負った兵士の一団が、軍が隠したがる任務を遂行していく。先行作より暗いこの物語は、差別、贖い、そして見捨てられた者たちの絆を取り上げる。やさしい心を持つこのタクティカルRPGは、長く日本限定だったが、出会った者たちに深く愛されている。
部隊をリアルタイムで戦場に展開し、ライフルで敵の頭部を直接狙い、一手ごとに攻撃を組み立てていく——ひとつの作戦が常に次を呼ぶ戦術のループが立ち上がる。兵科、育て上げる小隊、胸を打つ物語が短い目標と報酬を連ねる。難度の急上昇に虚を突かれる場面もあるが、アクションと戦略の融合と美しいアートワークが手放しがたい引力を保ち続ける。
ネームレス部隊を率いて悲劇の戦争を進めることは、ユニットの運用、地形、BLiTZシステムが絡み合う戦術RPGを築く。兵士を育て、長いマップをかいくぐり、サブミッションをこなす時間は、数十時間に及ぶ。『ヴァルキュリア』シリーズの逸品たるこの濃密さが、タクティクス好きが味わう寿命を差し出す。