Shadowgateのレビュー
伴奏は途切れない反復ではなく、場所と出来事に応じて鳴らされる短い小品の連なりとして働く。部屋の主題は低く緩やかで、死を告げる一節は前触れもなく乾いた形で落ちてくる。鳴らない時間の静けさもまた、城の気配においては音楽そのものと同じだけの重みを持つ。
名も告げられぬ主人公が、闇の巨人の召喚を阻むために城の敷居をまたぐ。導き手は喋る髑髏と、壁に刻まれた文言だけだ。物語は部屋ごとに、そして多くの場合は死を通して明かされてゆく。命取りの誤り一つ一つが、次の挑戦で使える情報として残される。