Shantae and the Pirate's Curseのレビュー
ウェイフォワードは動画にかけられる予算のすべてを、一頭の髪に注ぎ込む。主人公が髪を鞭のように振るう動きの枚数は、彼女の攻撃の大半を合わせたよりも多く、舞は継ぎ目を見せずに循環する。島ごとに尖塔、塩の洞窟、沈んだ宮殿と固有の建築が与えられ、暖色が背景を満たす。ここでの点描は密度が高く、懐古のための懐古ではない。
ジェイク・カウフマンが書くのは、東方の旋法で考える合成音の音楽である。旋律は増音程と素早い装飾に支えられ、人工性を隠さない電子音色に運ばれ、島ごとに固有の旋法が与えられる。洞窟へ向かえば低く、市場へ向かえば高く。結果として、音源チップの記憶であると同時に、実際に奏でられた舞踊のようにも聞こえる。
主人公は、自分を自分たらしめていたものを剥ぎ取られた状態から始まる。魔法を失った彼女は、かつての敵の装具を借りねばならない。帽子、剣、砲、長靴。自分のものではない道具で進むのだ。この依存から物語は本物の問いを引き出す。手を貸す海賊の女王には彼女自身の目的があり、結末は、何を返す覚悟があるのかを選ばせる。