Shantae and the Pirate's Curseのレビュー
ジェイク・カウフマンはサウンドチップを歌わせる。中東風の彩りを帯びたチップチューンが、シャンティの路地やダンジョンの上で踊り、戯れる打楽器と、うねる旋律を混ぜ合わせる。全体は冒険のユーモアと軽やかさで脈打ち、どのエリアの曲も長く頭に残る。チップチューンがなお温かくありうることの証だ。
動物変身を海賊道具に置き換えたことでテンポが締まり、メトロイドヴァニア風の探索は心地よく流れ続ける。髪のムチは健在で、巧みに隠された秘密が探索に報いる。短く難度も控えめだが、色鮮やかなスプライトと揺れるサウンドトラックの魅力は決して古びない。
半オープンな探索と弾むようなアクションの間で、謎解き、変身、緊張を解きほぐす風変わりなユーモアが混ざり合う。とぼけた台詞と個性豊かな面々が各エリアに突拍子もない味を与え、最後の秘密を暴きたい衝動がスタッフロール後もコントローラーを手放させない。