Sonic Advance 3のレビュー
人物を二人一組にする仕組みが、画面の恒常的な構図を変える。相棒は数歩後ろを固有の動きで付き従い、組み合わせ技はあり得る組ごとに描き起こされた二人の姿勢を呼び出す。背景は前作より描き込みが増し、垂直方向の広がりと上下に重なる通路が戻ってきている。
作曲は前作より旋律を前へ出す。歌える楽句、豊かになった和声、純粋な合成音ではなくギターや鍵盤を思わせる音色。区域ごとに走る区間に応じた二曲が用意されており、相棒を探して何度も往復することになる長い面でも飽きが来ないよう配慮されている。
能力を組み合わせる二人組を編成すると、猛烈な疾走に思わぬ戦略性が加わる——どの組み合わせも、新たな動きとルートを開く。速さは依然として主役だが、広大なステージの探索が好奇心に報いる。色鮮やかで気前がよく切れ味鋭い。俊足と自由を見事に結ぶ、中身の濃い第三作だ。