Sonic Wings 3 ~ Aero Fighters 3のレビュー
絵の腕が本当に試されるのは操縦士の顔ぶれだ。忍者、海豚、赤子、歌手。それぞれに合わせて機体まで描き分けられており、離陸の前から不条理な笑いが立ち上がる。飛び越えていく背景は世界各地の見覚えのある風景を取り込み、屋根の一枚、畑の一区画まで見分けられる密度の絵札で扱われる。
操縦士ごとに主題が付き、編成は見た目との落差で遊ぶ。最も場違いな人物に最も真面目な楽譜が、最も勇ましい人物に最も軽い楽譜が割り当てられる。飛行中の曲は通過する地域に結びついた旋法の色を取り込むため、航路そのものが耳で分かる。ディスクによる再生は、音源では得られなかった土台をそこに与えている。