Space Channel 5のレビュー
甘く弾けるレトロフューチャー、鮮やかな造形、はじけるような振り付け──すべてが、けばけばしい色で読み替えられた60年代ポップを思わせる。ウララの華麗なシルエットと幾何学的な舞台が、ゲームの気風そのままにグルーヴィな作風をつくる。あえてのキッチュで陽気なこの視覚の遊び心は、抗いがたい魅力を保つ。
「メキシカン・フライヤー」のレトロなグルーヴと、ウララの冒険を彩るコール&レスポンスのダンスの掛け合いには抗いようがない。弾けるファンクと色鮮やかなディスコが、どのステージも過剰なほどのテレビショーへと変える。このとぼけて陽気な音の個性は、いまもリズムゲーム屈指の独創性を放つ。
ファンキーなリズムに合わせ、風変わりな宇宙人のダンスを真似る——銀河系リポーター気取りでマイク片手に。その発想は、間が抜けていて愛らしい。面白さは、すぐにやみつきになる「左・右・撃て」の掛け合いから生まれる。粋でレトロフューチャー、魅力にあふれた、触れた瞬間に笑顔になる唯一無二のリズムゲームだ。