Splatterhouse - Wanpaku Graffitiのレビュー
ナムコは自社の怪奇作品を、まるごと喜劇の語法へ裏返す。仮面の主人公は丸い均整で描き直され、怪物たちは戯画になり、ゴシックな背景は鮮やかな色をまとう。恐怖映画への目配せは相変わらず多いが、そのどれもが脅威ではなく笑いの一手として扱われている。
伴奏も同じ裏返しを仕掛ける。恐怖の主題は長調で奏で直され、風琴は澄んだ音色に置き換えられ、元の系列が遅さを強いた場面には軽やかな拍が置かれる。呼び出された型とその扱い方との落差が、絵の狙う笑いをそのまま生み出している。