Steambot Chroniclesのレビュー
このスチームパンクの生活の遊びは、トロットモービルをその中心の主題とする。主人公は、この懐古的未来の四脚の機械、その数千の部品で自在に仕立てられる乗り物を操り、港町、田園、開けた道の間を、グレーターソドムの大きな島を巡る。
この遊びの音の大きな独自性は、音楽が聴かれるのと同じだけ、演奏される点にある。主人公は楽団に加わり、自ら曲を奏でられる。ハーモニカ、ピアノ、コントラバス。遊び手が、ただの聴き手ではなく演奏者となる仕組みだ。温かなジャズと生音の音源の傍らで、この物語内の演奏が、音楽を営むことを一つの独立した活動にする。
物語は白紙から始まる。記憶を失った若者バニラは、ガレージレンジャーに拾われ、なりたいものになる自由を与えられる。定められた運命はなく、英雄にも、流しの楽師にも、運転手にも、冒険者にも、ならず者にもなれる。物語は、指図された筋よりも、日々の選択に応じて形づくられる。