Strikers 1945のレビュー
彩京は最初の一作を丁寧な航空考証の上に据えた。見分けのつくプロペラ機、時代に即した迷彩、几帳面に描かれた飛行場と空母。そこへ巨大敵が現れ、要塞が関節を持つ機械へと展開して一気に度を越す。資料的な手堅さと過剰さの落差が、この系譜の個性を決定づけた。
前に出るエレキギター、素直な太鼓、合成音の金管が、任務に戦争記録映画ではなく航空漫画の勢いを与えている。曲は戦域が変わるごとに色を変え、重みを増した巨大敵の一曲が、拍子を崩さないまま決戦への移行をはっきりと告げる。短いが密度は高い。