Super Danganronpa 2 - Sayonara Zetsubou Gakuenのレビュー
けばけばしいベタ塗りの鋭いポップアート、洒脱なアニメ調デザイン、まばゆいピンクの血──本作は、コラージュと演劇的な裁判のあわいにある、唯一無二の美意識を打ち立てる。愛らしさと残酷さの対比が、強い個性を与える。大胆で丁寧なこのアートディレクションは、他に並ぶものがない。
悪夢へと一変する楽園の島へ連れて来られた新たな生徒たちが、加害者の眼差しの下、ふたたび殺し合いのゲームを演じる。さらに一筋縄ではいかぬ物語は、希望と絶望という主題を、メタフィクション的なめまいへと押し進める。この大胆な続編が、シリーズの冴え渡る予測不能な筆致を裏づける。
悪夢へと一変した楽園の島を調べ、手がかりを集め、白熱した論戦の末に裁判で断を下す——「あと一章だけ」と先へ先へと駆り立てられる。絶え間ない急展開と議論のミニゲームが、暴露と緊張を連ねていく。捜査パートに間延びする場面もあるが、鋭利な筆致と犯人を暴きたいという衝動が、容易には手放せない引力を保つ。
呪われた島の殺人裁判を生き延びることは、捜査とどんでん返しを、緊張と長さの頂点へと押し上げる。手がかりを集め、論戦に挑み、入り組んだ筋を解きほぐすには多くの時間がかかり、サブモードがそれをさらに延ばす。サーガ第二の頂点たるこの太っ腹さが、ノベルゲーム好きが育てる寿命を支えている。