Super Mario Bros. + Duck Huntのレビュー
一本の筐に、正反対の二つの美意識が同居する。明るい図柄で組まれた配管工の世界と、階調のついた空の下に緑を塗り広げた狩りの舞台。後者で動くのは犬と鴨だけだ。その落差は選択画面の時点で見て取れ、片方からもう片方へ移る一手は、本体をめぐる語り草であり続けている。
二つの音の作りは呼応しながら似ていない。片や面をまるごと支える構築された旋律、片や飛び立ち、発砲、嘲るような犬の鳴き声といったごく短い合図だけで楽譜の役目を果たす。後者の徹底した切り詰めは欠落ではなく、光線銃という道具がまさに求めているものだ。
世界一有名な配管工と、ガンシューティングを一本のカートリッジにまとめる——それは補い合う二つの楽しみを差し出すことだ。完璧なプラットフォームと、銃の腕前。気分に応じて行き来すれば、うれしい多彩さが保たれる。即座で和やか、色褪せない。両者の良さをひとつにした、二つの金字塔だ。
プランバーのミリ単位の走りと、アヒルへの射撃を一つのカートリッジで同時に楽しめる。より良いルートや狩りの記録を狙う行為が、コントローラーもザッパーも間断なく手に取らせる。ダックハントの方が先に飽きるが、マリオの精密さは色褪せない牽引力を保っている。